都市・地域再生レポート

現在政府で推進している都市再生、地方再生の動きを注視しつつ、具体的事業や取組みを行なっている現地の調査を行い、当事者に会い、その考え方スキーム等について調査を行なっています。
これまで、「地域再生レポート」として、掲載してきたが、昨今、地方再生が大きな課題となってきていることもあり、令和6(2024)年度より、これを改組して「都市・地域再生」として、都市及び地方再生の現場からの報告を行っていくこととする。

更新情報

　・2024/11/22　2402掲載
　・2024/11/21　2401掲載
　・2023/11/13　2201掲載
　・2023/06/30　2301掲載
　・2018/06/15　1701～02掲載
　・2017/06/26　1601掲載
　・2016/05/31　1501～02掲載
　・2015/05/29　14-01～03掲載
　・2015/03/31　13-05掲載
　・2015/03/30　13-03～04掲載
　・2015/03/27　13-02掲載
　・2015/03/26　13-06掲載

都市・地域再生レポート一覧

・令和6(2024)年度より「地域再生レポート」から「都市・地域再生レポート」として掲載しています。
・平成25年度分は広報都市化も兼ねています。
・平成25年度より調査番号の掲載順を上から番号を振っています
・平成22年度以前は会員向けの公開となっています。平成23年度以降は、全文公開しています。
・平成22年度以前でも概要版はどなたでもご覧になれます。

令和6年度
調査番号	地域	報告	報告者
24-01	東京圏	東京圏の地域間連携　― その歴史的一考察 ―（PDF333KB)	光多長温（理事長）
24-02	埼玉県	埼玉の地域・都市連携軸を考える　― 城址の地理的配置からの一考察 ―（PDF945KB)	薄井充裕
令和5年度
調査番号	地域	報告	報告者
23-01	山形県小国町	山形県小国町の地域創生の現状（PDF2,471KB)	光多長温（理事長）
令和4年度
調査番号	地域	報告	報告者
22-01	長崎県長崎市	長崎市におけるまちあるき観光の実態調査と県庁等移転における都市構造への変化への対応について（DPF1,117KB）	岩間真二（研究員）
平成29年度
調査番号	地域	報告	報告者
17-01	滋賀県大津市	まちあるきに着目した市街地観光に関する実態調査－滋賀県大津市における「古都おおつ観光ボランティアガイド」の事例－（PDF637KB)	岩間真二（研究員）
17-02	大阪府大阪市	まちあるきに着目した市街地観光に関する実態調査－大阪市における「大阪あそ歩」の事例－（PDF521KB)	岩間真二（研究員）
平成28年度
調査番号	地域	報告	報告者
16-01	愛媛県内子町	まちあるきに着目した市街地観光に関する実態調査－愛媛県内子町における「内子ねき歩き」の事例－	岩間真二（研究員）
16-02	愛媛県松山市	まちあるきに着目した市街地観光に関する実態調査－愛媛県松山市における観光まち歩きの事例－	岩間真二（研究員）
平成27年度
調査番号	地域	報告	報告者
15-01	香川県高松市	まちあるきに着目した市街地観光に関する実態調査－高松市における「まちあるき漫遊帖」の事例－	岩間真二（研究員）
15-02	香川県観音寺市	路地空間の「観光」「文化」「生活」に活かす試みに関して－全国路地サミット2015in観音寺報告	岩間真二（研究員）
平成26年度
調査番号	地域	報告	報告者
14-01	徳島県徳島市	まちあるきに着目した市街地観光に関する実態調査　　－徳島市における観光ボランティアについて－	岩間真二（研究員）
14-02	京都府京都市	まちあるきに着目した市街地観光に関する実態調査　　－京都市における有償ガイドまいまい京都の事例－	岩間真二（研究員）
14-03	高知県高知市	まちあるきに着目した市街地観光に関する実態調査　　－高知市における観光ボランティアと観光行政について－	岩間真二（研究員）
平成25年度
調査番号	地域	報告	報告者	広報都市化
13-01	宮城県本吉郡南三陸町	東北各地における復興および地域再生の現況調査－　仮設商店街の地域再生のおける役割・宮城県本吉郡南三陸町の現況調査－	岩間真二（研究員）	2013Vol.11
13-02	宮城県仙台市	東北各地における復興および地域再生の現況調査－　仮設住宅運営における住民組織の役割　－	岩間真二（研究員）	2013Vol.12
13-03	宮城県牡鹿郡女川町	東北各地における復興および地域再生の現況調査－　仮設宿泊施設の地域復興への役割　－	岩間真二（研究員）	2013Vol.13
13-04	大分県別府市	路地の再生と活用マネジメントについて	岩間真二（研究員）	2013Vol.14
13-05	大分県別府市	小規模な地域の魅力発信におけるNPOの役割について	岩間真二（研究員）	2013Vol.15
13-06	広島県尾道市	尾道における空き家活用の事例調査	岩間真二（研究員）	2013Vol.16
平成24年度
調査番号	地域	報告	報告者
12-09	群馬県高崎市	中心市街地活性化におけるイベントとしての朝市の開催	岩間真二（研究員）
12-08	埼玉県小鹿野町ほか	中心市街地活性化における路地活用と地域間連携に関して	岩間真二（研究員）
12-07	滋賀県近江八幡市	近江八幡市の大震災防災対策	光多長温（理事長）
12-06	大分県玖珠郡九重町	地熱発電　－大分八丁原発電所－	光多長温（理事長）
12-05	熊本県南小国町	南小国グリーンツーリズム	光多長温（理事長）
12-04	岡山県新見市	岡山県哲西町道の駅と地域コミュニティ施設の複合施設	光多長温（理事長）
12-03	兵庫県養父市	養父市大屋村芸術文化村構想について	光多長温（理事長）
12-02	福井県越前市ほか	和紙産業と越前和紙	光多長温（理事長）
12-01	岐阜県郡上市	小水力発電石徹白現地視察報告	光多長温（理事長）
平成23年度調査
調査番号	地域	報告	報告者
11-01	大阪府富田林市	中心市街地における空き家活用事例	岩間真二（研究員）
平成22年度調査
調査番号	地域	報告	報告者
10-05	愛知県安城市	まちづくりAnjoによる中心市街地活性化事例	岩間真二（研究員）
10-04	新潟市	路地まちあるき観光について（路地サミット2010inNIIGATA）	岩間真二（研究員）
10-03	和歌山県田辺市	地域物産の開発による活中心市街地活性化の取り組み	岩間真二（研究員）
10-02	宮城県白石市	歴史的建築物利用による中心市街地活性化事例（白石まちづくり株式会社）	岩間真二（研究員）
10-01	宮城県利府町	屋台村開設による中心市街地活性化事例（株式会社まちづくり利府）	岩間真二（研究員）
平成21年度
調査番号	地域	報告	報告者	概要版リンク
09-12	兵庫県養父市	養父市大屋芸術文化村構想	（財）日本地域開発センター
09-11	神戸市	地域状況に応じた路地空間とまちづくり（路地サミット2009 in KOBE）	岩間真二（研究員）
09-10	広島県尾道市	因島：囲碁を中心とした地域おこし	光多長温（理事長）
09-09	新潟市	市民活動支援センターにおける地域活動支援	岩間真二（研究員）
09-08	福岡市	大名町：花づくりを契機としたまちづくり	岩間真二（研究員）
09-07	大分市	NPO法人まちづくりサポート隊	岩間真二（研究員）
09-06	愛知県碧南市	大浜地区あるいて暮らせる街づくり	岩間真二（研究員）
09-05	札幌市	OYOYO大通まち×アートセンターさっぽろ	岩間真二（研究員）
09-04	札幌市	札幌TMO	岩間真二（研究員）	PDF40KB
09-03	札幌市	札幌スタイル	岩間真二（研究員）	PDF98KB
09-02	新潟市	小路めぐり	岩間真二（研究員）	PDF36KB
09-01	仙台市	壱弐参横丁におけるまちづくりと専門家NPO支援	岩間真二（研究員）	PDF37KB
平成20年度
調査番号	地域	報告	報告者
08-11	埼玉県小鹿野町	路地まち歩き観光	岩間真二（研究員）
08-10	長野県長野市	路地サミット2008in長野	岩間真二（研究員）
08-09	神戸市	駒ヶ林地区における密集市街地整備	岩間真二（研究員）
08-08	大阪市	空堀地区	岩間真二（研究員）
08-07	滋賀県彦根市	四番町スクエア	岩間真二（研究員）
08-06	名古屋市	撞木倶楽部	岩間真二（研究員）
08-05	名古屋市	錦二丁目	岩間真二（研究員）
08-04	東京都新宿区	荒木町	岩間真二（研究員）
08-03	長野県松本市	中心市街地のまちづくり状況	岩間真二（研究員）
08-02	群馬県甘楽町	歴史まちづくり	岩間真二（研究員）
08-01	群馬県高崎市	マンション事例	岩間真二（研究員）
平成18・19年度
調査番号	地域	報告	報告者
07-01	静岡県新居町	路地サミット2007 in 新居町	岩間真二（研究員）
06-06	愛知県豊川市	稲荷ずしを契機とした地域振興	岩間真二（研究員）
06-05	愛知県岡崎市	中心市街地活性化策と、NPO法人岡崎まち育てセンター・りたにおける地域団体支援活動	岩間真二（研究員）
06-04	東京都練馬区	観光振興と地域経済の活性化を図る「ねりコレ」	岩間真二（研究員）
06-03	北九州市	指定管理者制度による小倉城の運営改革	光多長温（理事長）
06-02	栃木県足利市・古河市	足利市、古河市の城下町の風情を残すまち並みの保存と活用	岩間真二（研究員）
06-01	長野県諏訪市	路地サミット2007 in 諏訪	岩間真二（研究員）

平成24年度以前は実査日付の新しい順に掲載しています。

平成２８年度調査分

まちあるきに着目した市街地観光に関する実態調査
－愛媛県内子町における「内子ねき歩き」の事例－（PDF354KB)
- >内子町は伝統的建築物群保存地区があるなど地域の歴史的資産が豊富である地域である。本地区において従来のコースガイドと異なる、まちそのものの探索を行う観光ガイドである「内子ねき歩き」は平成26年に開始された。既存の地域資産を生かしまちそのもの楽しむ仕組みづくりについて、本稿ではてガイド及び行政へのヒアリングとまち歩きの実態をレポートする（報告者：岩間真二[研究員]）
まちあるきに着目した市街地観光に関する実態調査
－愛媛県松山市における観光まち歩きの事例－（PDF608KB)
- 松山市は、愛媛県の県庁所在地であり、松山城・道後温泉をはじめとする観光資源にも恵まれている。本稿では松山市における、まちあるき観光の事例として「観光ボランティアガイド」の会、「松山はいく」の2種類があり、それぞれについてレポートするとともに、ガイドを伴わないまち歩き観光として『「街歩き旅ノ介道後温泉の巻」山口晃道後アート2016』についてもレポートする。」（報告者：岩間真二[研究員]）

平成２７年度調査分

まちあるきに着目した市街地観光に関する実態調査
－高松市における「まちあるき漫遊帖」の事例－（PDF338KB)
- 地域の活性化において市街地内をまち歩きすることによって回遊性をもちより地域の活性化にしていくための活動が注目されている、特に従来の観光拠点を周遊するものではなく地域独自の歴史や資源を掘り起こし新たな地域減として生かしていくことが注目されてきている。
  本稿では高松市における観光ガイド「まちあるき漫遊帖」についてガイド及び行政へのヒアリングとまち歩きの実態をレポートする（報告者：岩間真二[研究員]）
路地空間の「観光」「文化」「生活」に活かす試みに関して
－全国路地サミット2015in観音寺報告－（PDF451KB)
- 既にある地域独自の歴史や、資産を掘り起こしそれを生かして、観光や交流を促進していくことが、拠点や箱モノに頼らない観光・交流振興が注目されている。その中で、掘り起こされた地域減を回遊しまち歩きをしていくことはその一つの手法である。
  本稿では観音寺市で行われた路地サミットへの参加を通じて、これから地域の文化や歴史をどのように観光や地域活性化に活かしていくのか検討していく（報告者：岩間真二[研究員]）

平成２６年度調査分

まちあるきに着目した市街地観光に関する実態調査
－　徳島市における観光ボランティアについて　－（PDF328KB)
- 地域の活性化において観光面での取り組みが近年注目されてきている。その中でインターネットによる情報取得の容易さなどによって観光の多様化が進行しており従来の拠点型の観光では対応しきれなくなっている。そのため地域の埋もれがちな地域資産を掘り起こしそれを案内する観光ガイドが注目されている。
  本稿では徳島市における観光ボランティア及びそれを支える観光協会へのヒアリングやガイドツアーの参加を通じ地域のまち歩き観光の実態課題及び課題について検討する（報告者：岩間真二[研究員]）
まちあるきに着目した市街地観光に関する実態調査
－　京都市における有償ガイドまいまい京都の事例　－（PDF338KB)
- 地域の活性化において観光面での取り組みが近年注目されてきている。その中でインターネットによる情報取得の容易さなどによって観光の多様化が進行しており従来の拠点型の観光では対応しきれなくなっている。そのため地域の埋もれがちな地域資産を掘り起こしそれを案内する観光ガイドが注目されている。
  本稿では京都におけるユニークなツアーを企画し有償ガイドを運営するまいまい京都へのヒアリングおよびガイドツアーへの参加を通じ新たな観光資源及びニーズの掘り起こしについてレポートする（報告者：岩間真二[研究員]）
まちあるきに着目した市街地観光に関する実態調査
－　高知市における観光ボランティアと観光行政について　－（PDF427KB)
- 地域の活性化において観光面での取り組みが近年注目されてきている。その中でインターネットによる情報取得の容易さなどによって観光の多様化が進行しており従来の拠点型の観光では対応しきれなくなっている。そのため地域の埋もれがちな地域資産を掘り起こしそれを案内する観光ガイドが注目されている。
  本稿では高知市における観光ボランティア及びそれを支える県及び市の観光協会へのヒアリングやガイドツアーの参加を通じ地域のまち歩き観光の実態課題及び課題について検討する（報告者：岩間真二[研究員]）

平成２５年度調査分

東北各地における復興および地域再生の現況調査
－　仮設商店街の地域再生のおける役割・宮城県本吉郡南三陸町の現況調査　－（PDF334KB)
- 平成23年3月31日に起った東日本大震災から2年が過ぎ3回目の春を迎えている。復興への道のりは始まったところであり、ようやく生活再建へ歩みだしたところである。発災当時に比べ報道等の情報量が少なくなってきている中、生活再建への道のりが見えにくくなってきている。
  本稿では、南三陸町への実地見学および、仮設商店街である「南三陸さんさん商店街」の関係者へのインタビューを通して地域再生に向けた状況をレポートする。（報告者：岩間真二[研究員]）
東北各地における復興および地域再生の現況調査
－　仮設住宅運営における住民組織の役割　－（PDF264KB)
- 平成23年3月31日に起った東日本大震災から2年が過ぎ3回目の春を迎えている。復興への道のりは始まったところであり、ようやく生活再建へ歩みだしたところである。発災当時に比べ報道等の情報量が少なくなってきている中、生活再建への道のりが見えにくくなってきている。
  本稿では、仙台市最大の仮設住宅である「あすと長町仮設住宅」の関係者インタビューおよび現地調査によって、仮設住宅における住民組織の役割についてレポートする。（報告者：岩間真二[研究員]）
東北各地における復興および地域再生の現況調査
－　仮設宿泊施設の地域復興への役割　－（PDF260KB)
- 平成23年3月31日に起った東日本大震災から2年が過ぎ3回目の春を迎えている。復興への道のりは始まったところであり、ようやく生活再建へ歩みだしたところである。発災当時に比べ報道等の情報量が少なくなってきている中、生活再建への道のりが見えにくくなってきている。
  本稿では、女川町における宿泊施設解消を目的としてトレーラーハウスを利用した宿泊施設EL　FALOを取り上げ地域復興への役割についてレポートする。（報告者：岩間真二[研究員]）
路地の再生と活用マネジメントについて（PDF336KB)
- 地方都市における中心市街地は、多くの地域で衰退現象が起きている。その中で路地空間は生活空間として魅力的な空間である一方、更新が進まないなど空間がが変容してきておりそれを如何に空間として向上し地域の魅力として活用していくかが問われる。今回調査する別府市は温泉地として著名である一方、ピーク時からの人口減少が続いており中心市街地の衰退が進行している地域でもある。路地サミット2013inべっぷ温泉に参加しまち歩きや他都市の事例を比較しながら路地空間のマネジメントについてレポートする。（報告者：岩間真二[研究員]）
小規模な地域の魅力発信におけるNPOの役割について（PDF277KB)
- 地域活性化のため多くの地域でイベントが開催されている。しかしながら、一過性のイベントとなり活動の広がりや地域への波及効果に関して疑問を持つ事例も散見される。本稿ではそのような中、地域で小規模な体験型イベントを短期間で開催し、多くの人を巻き込むことで地域への波及効果を狙い、その仕組みについてのノウハウをパッケージ化し全国へ広めていこうとしている、NPO法人ハットウ・オンパクおよびそこから派生した社団法人ジャパン・オンパクについてレポートし、地域活性化のための仕組みづくりについて考察する。（報告者：岩間真二[研究員]）
尾道における空き家活用の事例調査（PDF377KB)
- 尾道市は斜面地における歴史的景観が有名な地域である。その地域性によって建物が更新されず空き家が多く発生している。本事例ではその空き家を再生または空家バンクによる移住者とのマッチングを行っているNPO法人尾道空き家再生プロジェクトを取り上げその手法をレポートする。（報告者：岩間真二[研究員]）

平成２4年度調査分

中心市街地活性化におけるイベントとしての朝市の開催
～ようこそ高崎人情市とその運営主体について～（PDF157KB)調査：平成25年2月
- 高崎人情市は平成 11 年以来12 年以上にわたりほぼ月一回開かれ、調査日当日で164 回を数えている。また元々は高崎市や卸売市場が主体として実行委員会形式として行っていたが、その継続性のため平成14 年にNPO 法人高崎やるき堂を立ち上げ、観光協会より委託を受け行政主導からの転換を行っている。
  本調査では、そのNPO 法人高崎やるき堂代表理事へのインタビューならびに人情市の実地調査を行い、当日の中心市街地の状況を調査することでイベントの開催における中心市街地への波及効果を考察する。（報告者：岩間真二[研究員]）
中心市街地活性化における路地活用と地域間連携に関して
～全国路地サミット in おがの2012 と「埼玉路地まち倶楽部」設立～（PDF142KB)調査：平成24年6月
- 『全国路地サミット２０１２in おがの』は、全国に路地を通じたまちづくりの発表を行うとともに、参加者交互の交流を行うことにより、路地の魅力を通じたまちづくりの必要性の確認と、路地の魅力再発見を目的に行われた。
  本稿では、路地サミットおよび、シンポジウムで設立された埼玉路地まち倶楽部設立を題材に、路地の活用及び地域連携について考察する。（報告者：岩間真二[研究員]）
近江八幡市の大震災防災対策（PDF425KB)調査：平成24年12月
- 大震災防災対策として近江八幡市での主な取組として老朽化した市庁舎建て替え、災害時における生活廃棄物の処理備えた大野坪構想、防災拠点モデル地区構想などを紹介している。（報告者：光多長温[理事長]）
地熱発電　－大分八丁原発電所－（PDF577KB)調査：平成24年3月26日
- 1975年に運転を開始した年間発電量が国内最大の地熱発電所である八丁原発電所を紹介。（報告者：光多長温[理事長]）
南小国グリーンツーリズム（PDF890KB)調査：平成24年3月26日
- グリーンツーリズムによる地域おこしは各地で行われている。本報告ではその中の一例として、当所のグリーンツーリズムを紹介する。（報告者：光多長温[理事長]）
岡山県哲西町道の駅と地域コミュニティ施設の複合施設（PDF3,088KB)調査：平成24年2月27日
- 1996年8月に道の駅としては比較的早い時期に開設された「哲西町道の駅鯉が窪」は、隣接地に地域のコミュニティ施設である内科診療所・歯科診療所、図書館3・文化ホール・生涯学習センター、役場を回廊式に配置している。地域の拠点施設として道の駅の活用を紹介する。（報告者：光多長温[理事長]）
養父市大屋村芸術文化村構想について
- 養父市大屋町は養父市の南西に位置し、豊かな自然環境、景観、独自の文化がある。この大屋地域に、芸術家が住みつき、芸術文化地域を形成している。これを発展的に地域振興に結び付けることを目指すのが「大屋芸術文化村構想」である。
  即ち、県北部の山間で生まれた木彫芸術「木彫フォークアート」を核に外来の芸術家の受け皿となり、また関西地域をターゲットに芸術を体験する人を受け入れることを目指すものである。
  　本ぺージでは養父市大屋町について現状のレポートとなっている（報告者：光多長温[理事長]）
和紙産業と越前和紙（PDF482KB)
- 和紙産業は住宅の洋風化による障子紙の需要減少や中国産の書道用紙の品質の向上など様々な点で衰退傾向にある。本稿では和紙産業の実情をヒアリング等行い、今後の和紙産業のあり方について知見を得る。（報告者：光多長温[理事長]）
小水力発電石徹白現地視察報告（PDF3,498KB)調査：平成24年8月22日
- 小水力発電（マイクロ水力発電：Low head hydro power）は、200kW～1.000kW以下の規模の小規模な水力発電のことを言い、中小河川、用水路、さらにはトイレの洗浄水等、様々な水流を利用して発電を行う。短期間で設置できる上、発電量が比較的安定している分散型電源とされる。日本は、大型のダム開発適地はほとんど残っておらず、今後の地域エネルギーとして全国で事業化が進められている。
  小水力発電の大きな課題が、農業用水を利用することとなるケースが多いため、住民合意（7～8平方キロメートル程度の範囲）が必要となることである。住民合意と水系の見通しが立てば、河川法関係の規制は問題ない（一級河川も二級河川も同じ）。
  本稿では、小水力発電を行っているの石徹白小水力発電の現地視察とヒアリングにより現在行われている症視力発電の実情と課題、今後のありかたについての知見を得る。（報告者：光多長温[理事長]）

平成23年度調査分

中心市街地における空き家活用事例（富田林駅南地区）（PDF245KB)調査：平成23年10月2日
- 富田林駅南地区は大阪市内の主要駅からおよそ 1 時間弱程度の距離にある、人口約3500 人の地区で、大阪府内で唯一の重要伝統的建築物群保存地区である寺内町を含む地域で、「美しい日本の歴史的風土100 選」にも選ばれている。重要文化財の住宅等の歴史的建築物や、碁盤目状のまち割りなど風情を残す地域である。
  　　近年、戦後のスプロール開発などによる新市街地形成などにより当地区での高齢化の進行、商店街の衰退、空き家の増加などが進行している地区である。当地区では、そのような状況の中、イベント等まちづくり活動を行っているが
  その活動の一つに空き家対策が特徴的である。その事業を行うための地位会組織としてLLP まちかつを設立し、空き家所有者と入居希望のマッチングなどを行っている。
  　中心市街地再生を行う中で空き家活用という面に着目し、地域実態の調査と、活動上の問題点などのヒアリングを行ったレポートである。（報告者：岩間真二[研究員]）

平成２２年度調査分

まちづくりAnjoによる中心市街地活性化事例（PDF190KB)調査：平成22年12月20日
- >愛知県安城市は、愛知県名古屋市から約 30ｋｍに位置する人口１７万、面積約86 ?の市である。市街地は、ＪＲ安城駅周辺と、名古屋鉄道新安城駅周辺を中心とするが、自動車交通の普及度が高いため広い地域に拡散している。旧来からの中心市街地はＪＲ安城駅南口一帯となっているが、周辺地域の大型ショッピングセンターや、ロードサイド型店舗など非常に多く立地しているため、近年衰退が激しい。また中心市街地にあった中核的医療施設である厚生病院も郊外移転しており、核となる施設がなくなりつつ状況である。
  そのような状況の中、安城市では平成２２年３月中心市街地拠点整備計画を作成し活性化のための拠点づくりを行おうとしている。また、中心市街地活性化のための組織として商店街などを中心として、「まちづくりＡｎｊｏ」を設立し、情報発信やイベント開催などのコーディネートを行っている。今後、まちづくり会社として法人化も検討しているということである。今回、このような状況での中心市街地の状況とその活性化策について「まちづくりＡｎｊｏ」にヒアリングし、現状と今後の展開について伺った。（報告者：岩間真二[研究員]）
新潟県新潟市「新潟のまち歩き観光について」（PDF383KB)調査：平成22年10月23-24日
- 本稿は、全国路地サミット2010 in NIIGATAに参加し、路地サミットの報告ならびに新潟で行われている「まちあるき観光」について若干の考察を行ったものである。
  路地サミットにて行われたシンポジムでの関係者の話や、全国様々な関係者の話や意見交換や、新潟市中心市街地で行われているまち歩き観光や、これから始めていこうとする新潟市巻地区でのまちあるきを体験しながら、これからまち歩き観光に必要なものなどを考えるものである。
  特に、新潟の特徴としてはまず地元の人が楽しんでいこうというスタンスが今後の継続性やまちの魅力づくりへの可能性を考えさせられるものとなった。（報告者：岩間真二[研究員]）
和歌山県田辺市「地域物産の開発による活中心市街地活性化の取り組み」（PDF287KB)調査：平成22年10月15日
- >田辺市は紀伊半島南西部、和歌山県南部に位置する人口 8 万人強の自治体である。南紀白浜空港に程近く、また大阪までは特急列車で2 時間ほどの距離にある。人口の減少が著しく、また高齢化の進行が早い。中心市街地の居住人口も平成10年からおよそ10 年で10％の人口が減少している。
  熊野古道中辺路の基点となり、熊野三山のひとつで熊野神社総本社である熊野本宮大社も市内にある。田辺市の中心市街地は市西部の海岸近くの紀伊田辺駅周辺とする地域となっている。本稿で取り上げる南紀みらい株式会社（以下、南紀みらい）は平成 21 年11 月に株式会社まちづくり田辺と、田辺周辺の活性化を目的とした株式会社紀南ふるさと開発センターが合併して誕生している。そのため出資者に田辺市のほか白浜町、みなべ町、上富田町、すさみ町なども含まれる。
  事業内容は、駐車場管理などのほか、複合施設整備、空き家空き店舗情報提供、地元の職にかかわる様々なプロジェクトを行っている。本ヒアリングにおいて衰退傾向にある地方都市における中心市街地活性化についてまちづくり会社の役割とその運営、地域への波及効果について地域物産の開発をみながらヒアリングと現地調査をおこなったものである。（報告者：岩間真二[研究員]）
宮城県白石市「歴史的建造物利用による中心市街地活性化事例」（PDF139KB)調査：平成22年9月5日
- 利府町は宮城県の中央部、仙台市の北側に位置する町である。町内にはワールドカップでも使用されたグランディ・２１（宮城県総合運動公園）があり、中央公園は楽天イーグルス２軍の本拠地でもあり、スポーツの町としてまちづくりが行われている。人口およそ3 万3 千人強の人口の都市である。町全体では、年々増加しており特に仙台市郊外のベットタウン化が進行したと思われる昭和60 年以降の人口の増加が著しい。
  人口は増加しているが、地域における商業機能は郊外の商業施設が中心となっており、中心市街地にはこれといった商業機能がないことが、利府駅前が閑散とする結果となっている。このような状況で中心市街地活性化のために設立されたまちづくり利府は利府駅前に屋台村を開くなどの手を打っている。本稿では、地方都市における中心市街地活性化における新たなにぎわいの創出に着目しその経緯と見通しと課題などについて報告するものである。（報告者：岩間真二[研究員]）
宮城県利府町「屋台村開設による中心市街地活性化事例」（PDF287KB)調査：平成22年9月4日
- 白石市は、宮城県南部、蔵王連峰のふもとに位置し、福島県と接する人口およそ3 万8 千人の市である。人口は昭和29 年頃の市制施行当時の約4 万6 千人をピークに昭和40 年代まで急に4 万1 千人まで減少したのち、この間昭和５７年に東北新幹線白石蔵王駅開業などもありやや盛り返し、その後減少に転じている。
  市内には白石城がありその周辺には旧市街の武家屋敷などの歴史資産が残る地域である。また小原温泉、鎌先温泉などもある。日本一の出荷高のもろきゅうりや、白石温麺、白石和紙と地酒などの特産品もある。
  白石城は伊達家の家臣である片倉小十郎影綱が1600 年初代城主となり以後10代260 年にわたりこの地方を支配している。そのことから現在片倉小十郎をテーマにした町おこしが行われている。
  白石まちづくり株式会社（以下、白石まちづくり）は、このような市街地の中の明治から大正期にかけられ建設された豪商の屋敷である壽丸屋敷を拠点として活動を行っており、イベントの開催、飲食店事業のほか、資金確保のため駐車場事業なども併せて行っている。このような活動の中でまちづくりにおける状況へのヒアリングを行った。（報告者：岩間真二[研究員]）

平成２1年度調査分

兵庫県養父市「養父市大屋芸術文化村構想」（PDF329KB)調査：平成22年2月11-13日
- 兵庫県養父市は兵庫県但馬地域の中央部に位置する人口3万人ほどの地域である。養父市大屋町は養父市の南西に位置し、豊かな自然環境、景観、独自の文化がある。さらにわが国屈指のスズ（錫）生産で知られた明延鉱山廃坑跡がある。この大屋地域に、芸術家が住みつき、芸術文化地域を形成している。これを発展的に地域振興に結び付けることを目指すのが「大屋芸術文化村構想」である。
  人々の暮らしと芸術が融和したまちづくりを目指しており、自然・景観なども生かしたツーリズムなどの計画がある。本稿は、地域振興アドバイザー派遣として、日本地域開発センターへ委託した事業の報告書であり、地域資源の一体的な活かし方、人の育成に力を入れていくこと、HP等の後方支援を行うこと、芸術家の卵を受け入れる仕組みづくりや、作品の販売経路、発表の場づくりの構築など、入り口から出口まで多様な支援が必要であることなどを提言している。（報告者：財団法人日本地域開発センター[委託]）
神戸市「地域状況に応じた路地空間とまちづくり」（PDF351KB)調査：平成21年10月24-25日
- 本稿は、全国路地サミット2009 in KOBEに参加し、関西地区を中心とする路地空間や、密集住宅市街地特徴や、震災復興事業の成果をまちあるきやフォーラムを通しその実情を調査し、地形や土地利用状況などの地域特性に応じた路地空間の特性や、地区改善の状況を概観した。
  神戸市は海岸沿いを中心とする平坦な場所と、六甲山ろくの傾斜地に路地空間が多くあり、多様な路地空間が存在する地域である。路地空間は生活の場としての機能を生かしながら、防災などの安全性の向上について、地域状況を踏まえながら検討考察を行った。（報告者：岩間真二[研究員]）
広島県尾道市因島（PDF6,282KB)調査：平成21年10月14日
- 地域興しの形態として内発的発展が提唱されている。昭和５０年代の内発的発展が、一村一品運動に代表されるように地域の資源を活用してこれを移出して地域経済を図ることを主眼としていたことに対して、近年の内発的発展は、「地域の資源の範囲を拡大して考える」「地域資源を活用した産物を移出するよりも、当該地域に来訪して、消費、楽しんでいただく。即ち、交流する」ことに特徴がある。
  今回の尾道市因島における囲碁を中心とした地域興しは、わが国囲碁界の伝説的人物である本因坊秀策（江戸時代）の出身地である因の島で、囲碁を中心として様々な交流活動を行っている。尾道市との合併後も囲碁を市技と定め、囲碁会館を建設し、様々な囲碁活動を通じて地域おこしを図っている。現在の内発的発展の典型例であろう。（報告者：光多長温[理事長]）
新潟市「市民活動支援センターにおける地域活動支援」（PDF234KB)調査：平成21年10月12日
- 新潟市は阪神淡路大震災や、ロシア船籍タンカーの重油流出事故などを契機として市民活動の重要性を認識し、平成16年12月に市民活動支援センターを開設した。本支援センターは登録するNPOなどの市民団体の代表による理事会を中心とした運営協議会が市からの委託によって運営を行っている。
  市民活動の社会的役割が高くなっている昨今、行政における市民活動支援における一つの事例として、本稿では新潟市を題材としその運営状況や運営内容をヒアリング調査し今後の市民活動支援の在り方を考察する。（報告者：岩間真二[研究員]）
福岡市大名町「花づくりを契機としたまちづくり」（PDF104KB)調査：平成21年9月5日
- 福岡県中央区大名町は天神西隣に位置する中心市街地である。様々な紺屋町商店街など商店や店舗が多く並んでいるが、住宅も散在しており、天神と異なる雰囲気を醸し出している。
  本地域において地区内の大名小学校の地域に面した緑化活動であるフラワーアップ活動と、それを支援するNPO法人環境緑化を考える会、商店街でのプランターによる緑化の状況をレポートし、花づくりから地域全体へのまちづくりへの活動の広がりの可能性について検討考察する（報告者：岩間真二[研究員]）
大分県大分市「NPO法人まちづくりサポート隊」（PDF140KB)調査：平成21年9月4日
- 大分県大分市の大分駅から北へ直線1.8kmほどの距離にある浜町・芦崎・新川地区は、道路が無いため、現行法規上では建て替えが困難な敷地が多くある密集住宅市街地である。平成11年度より住環境整備事業として、街路公園広場整備が進められ、地区の住環境の改善を行っているところである。
  地区基盤の改善が行われている中、個別敷地の接道条件の改善は街路整備によって整備された街路に接していない敷地は多数あり、その改善策が必要とされている。この分野は行政や地元だけではその権利関係や経済的、権利関係などの輻輳化によって解決が困難となっている。その解決には多種多様の専門家の支援が必要とされる。しかし一般的な再開発などと違い事業規模が大きくない割に権利者が多数に及ぶ事が一般的な密集住宅市街地では調整手続きが相応の手間が必要であることから、民間採算ベースには乗りにくい。そのため新たな支援の担い手が求められている。本稿ではそのような目的もって活動を始めたNPO法人である「まちづくりサポート隊」の活動と地域の現状をレポートし、輻輳化したまちづくりへの問題へ取り組むNPO法人の可能性について検討する（報告者：岩間真二[研究員]）
愛知県碧南市「大浜地区あるいて暮らせるまちづくり」（PDF177KB)調査：平成21年5月16日
- 愛知県碧南市は名古屋市から東南方向の位置にある味醂などの醸造業、自動車工業、火力発電所どのある地域であり、中世以降港町として近年は工業都市として発展してきた地域である。今回取り上げる大浜地区はその中でも最も古い市街地であり、港町の風情とそこに集まった寺町としての江戸から明治にかけての歴史的景観と路地が残っている地域である。近年、郊外の大型店の進出などによって地域内の活力が衰退していく中、新たなまちづくりとして、地域性を生かした「歩いて暮らせるまちづくり」を推進している。地域資産としての街並みを生かし、まちあるきを中心とした地域振興とその整備をレポートし、地域の生活と歴史資産を生かすための方向性について考察を行った。（報告者：岩間真二[研究員]）
札幌市「OYOYO大通まち×アートセンターさっぽろ」（PDF104KB)調査：平成21年5月9日
- OYOYOは中心市街地の空きテナントを利用した、アート活動の事例である。部活制をとりそれぞれが自立した活動をしながら、部費やフリースペースレンタルなどによって運営費をねん出し、また各部の代表者を中心とした運営委員会によって運営されている事例である。活動を行いながら地域との接点を持つことによって地域とのかかわりを作っていたり、アーティストの活動の場の提供を行っている。
  本事例は、中心市街地の活性化にアートといった文化的要素をある程度経済的自立を持ちながら、地域とのかかわりを構築していき、それが人を呼び込むための一種の起爆剤となる可能性を秘めており、今後の活動動向と他の地域への広がりが期待されるところである。（報告者：岩間真二[研究員]）
札幌市「札幌TMO」（PDF252KB)調査：平成21年5月8日
- 近年、地方都市における中心市街地は郊外の大型店舗の進出や消費行動の変化によってその地位の低下が叫ばれている。そのため平成１０年に中心市街地活性化法を制定し中心市街地活性化基本計画を策定し総合的な中心市街地の対策を行うようになっている。その推進組織としてTMO（Town Management Organization）が設置されている。
  札幌市は、北海道の中心都市としての地位はゆるぎないものであるが、その中身をみると、他都市の例に漏れず郊外商業施設の進出により中心市街地の客数の減少が起こっている。ただ、それでも他都市に比較すれば観光需要も大きく衰退している状況ではなく比較的恵まれているともいえが、TMOによる中心市街地全体をコーディネートしていくことで地域の地盤沈下を防いでいくことが期待されている。
  本稿ではその札幌TMOの活動実態をレポートし今後の展開を検討することによって地方の中心的な都市における中心市街地の活性化施策について検討する。（報告者：岩間真二[研究員]）
札幌市「札幌スタイル」（PDF156KB)調査：平成21年5月8日
- 地域振興における一つの方法として地域のブランド化があげられる。地域の特徴が広く認知されその価値が認識されることがブランド化される上でポイントとなる。その内容としては地域の名産品づくり、歴史資産などの地域資産の発掘などあげられる。
  地域としての札幌は観光地や食料品やその加工品などは地域ブランドとして認知度も高い。今回取り上げる札幌スタイルは地域性をデザインからとらえ、そのコンセプトに合った広範な製品を認証し広めていく手法で、地域のものづくり産業を育てていこうという取り組みである。このような取り組みをレポートしデザインを切り口にした地域振興の可能性についてレポートする。（報告者：岩間真二[研究員]）
新潟市小路めぐり（PDF437KB)調査：平成21年5月1日
- 新潟市は江戸時代より日本海側最大の港として発展してきた。その時代の街区割を色濃く残し、また新潟市の中心市街地である古町地区は、地方中心市街地の例に漏れず商業機能の停滞が起こっている。中心市街地の活性化への要請が強くなる中、新潟市では「ないものねだり」から「あるものさがし」への施策転換が起こっている。そのなかで、当地区の歴史的な街路呼び名である「小路」をまちあるきなどの資源として展開していくための「小路めぐり」マップ作りを取り上げ、その展開と、今後の可能性について考察している。マップ自体はイラストを交えたユニークな作りとなっており、初版1万部が1週間でなくなるという好評である。現在はマップ作りから、実際のまちあるき観光への展開へ広がっていく段階であり、今後の活動への展開や、他の観光資源との連携が期待される。（報告者：岩間真二[研究員]）
仙台市壱弐参横丁（PDF150KB)調査：平成21年4月25日
- 壱弐参横丁は戦後、公設市場として形成された商店街であり、せまい路地に商店ひしめく空間が魅力である。建物が古いことや周辺の再開発などの影響から商店街としての魅力づくりや活性化対策が行われていなかった地域である。近年、古いことで家賃が比較的安いこと、その空間の魅力が新しい商店主を呼び込みつつある。
  またまちづくりＮＰＯの支援により活性化のための話し合いの場づくり、新たなイベント企画、まちの駅の運営など地域活性化のための新たな芽が出つつある。本稿では現在の状況と活性化のための活動をレポートし、その可能性と今後の課題について考察検討している。（報告者：岩間真二[研究員]）

平成２０年度調査分

埼玉県小鹿野町（PDF224KB)調査：平成21年2月20日
- 小鹿野町は西秩父地域の中心的な土地として位置しています、もともと宿場町であったことやなど、往時の発展を偲ぶ建物や路地が多く街道沿いに残っています。また地歌舞伎でも有名ですが、市街地の高齢化及び衰退の著しい状況にあります。観光地としては開発されていないため、現在の景観を残しているといえるが、地域の活力向上のためには地域資産を生かした方策が必要になります。今回、現在の資産を生かした方法として「路地のまち歩き観光」に着目して小鹿野の可能性について考察しています。（報告者：岩間真二[研究員]）
長野県長野市（PDF304KB)調査：平成20年10月25-26日
- 長野市は善光寺のほか松代などの歴史的観光地のほか自然資源が多い。今回のレポートでは善光寺地区で行われた路地サミット2008IN長野の報告とともに善光寺周辺地区に広がる小路（路地）や歴史的資源が散在する地域をを対象に路地およびまちあるき観光の可能性と課題について報告しています。（報告者：岩間真二[研究員]）
兵庫県神戸市　駒ヶ林地区（PDF591KB)調査：平成20年9月21日
- 駒ヶ林地区は神戸市長田区の新長田駅から海岸方面へ行った地域で、古くは漁村であった地域です。阪神淡路大震災後新長田駅近くでは再開発や区画整理が行われまちが大きく変貌しています。また当地区は基本的な街区部分を除けば路地状の通路によって成り立っている典型的な密集住宅市街地であり、建て替え困難による建物の老朽化や消防、災害時など様々な問題が懸念される地区です。当地区では住宅地の中の道路の最適な幅員を地域住民と話し合い路地の街並みを残す計画を立てています。地域実情に合った住宅市街地のあり方及びその解決のための手続きを紹介しています。（報告者：岩間真二[研究員]）
大阪府大阪市　空堀地区（PDF358KB)調査：平成20年9月20日
- 空堀地区は、古来からの市街地である上町台地にあり、近世では東半分が武家地、西半分は市街地、谷街筋および上町筋は寺町として形成され、市街地部分は御用瓦師の土取り場ととなり、のちに町人町として発展することになるがこの土取り場の名残で現在の地形が成立している地区です。当地区は戦災にもあわず町屋が残る街並みを残していく取り組みと、町屋を再生して地域の活性化につなげていく活動を紹介しています（報告者：岩間真二[研究員]）
滋賀県彦根市　四番町スクエア（PDF433KB)調査：平成20年9月19日
- 彦根市は琵琶湖南東岸に位置する人口１１万人強の市です。江戸時代は彦根藩の居城として現存する彦根城（国宝）を中心とした旧市街地が形成されています。地方都市の例漏れず近年中心市街地の衰退が激しい中、区画整理事業によって再生した、四番町スクエアの地域の実情に即した中心市街地の再構築事例をレポートしています（報告者：岩間真二[研究員]）
愛知県名古屋市　撞木倶楽部（PDF815KB)調査：平成20年9月13日
- 名古屋市の中心部、名古屋城の東部地域は江戸時代中下級武士の居住地であったが明治期から昭和初めにかけて、企業家等の邸宅が並ぶ地域であり、現在においてもその面影を残している。名古屋市ではそのエリアを「文化のみち」と称し景観の整備保全を行っている。その建物のひとつに撞木館と呼ばれる建物がある。その管理運営を行うことを狙い、設立された市民ベースのNPO法人である「撞木倶楽部」の活動をレポートし、地域のNPO団体が地域のまちづくりに与える効果を検討している。（報告者：岩間真二[研究員]）
愛知県名古屋市　錦二丁目（PDF944KB)調査：平成20年9月12日
- 名古屋市の主要商業地である栄地区とターミナルである名古屋駅のほぼ中間に位置する、錦二丁目は繊維問屋街として戦後発展してきた。現在では国内繊維業の衰退によってその機能は失われつつあり、名古屋の中心部に位置しながら地域内には空地や駐車場の未利用地も多く、また建物も老朽化しており、従来の活気はなくなりつつある。そのような中、地域の再生を目指しマスタープランづくりが行われている。その活動を支援するNPO団体の「まちの縁側育み隊」と地区内の活動拠点である「まちの会所」をレポートし、地域の将来計画づくりにおけるNPO団体の役割について検討している。（報告者：岩間真二[研究員]）
東京都新宿区　荒木町（PDF486KB)調査：平成20年7月17日
- 新宿区荒木町は、JR四ツ谷駅と新宿駅の中間に位置する地域で現在では飲食店と小規模オフィスの多く存在する地区である。江戸時代は松平摂津守の屋敷があった地域であり、大正期頃より三業地として発展している。オイルショック後地域の衰退が始まっているが、現在でも一部ではあるが当時の趣を残している。そのような中で新宿区における１００番目の商店会である、「車力門会」が設立され、まちの活性化に向けた活動が展開されている。そのような活動とまちの状況についてレポートしている。（報告者：岩間真二[研究員]）
長野県松本市　中心市街地（PDF413KB)調査：平成20年5月24-25日
- 長野県松本市は長野県中央部に位置し、南アルプスや松本城、温泉など日本有数の観光地の一つである。しかし中心市街地においては、観光がワンストップ型となり地域の回流性が乏しいこともあって衰退が進行している。そのような中で、縄手通りや、中町、路地の整備など地域への回流性を持たせていこうという整備がおこなわれている。異状様な取り組みを紹介し、観光都市における中心市街地活性化の方向性についてレポートする。（報告者：岩間真二[研究員]）
群馬県甘楽町　歴史まちづくり（PDF388KB)調査：平成20年5月17-18日
- 群馬県甘楽町は、群馬県南西部にあり、自動車においては東京から２時間程度で到着する地域である。歴史資源として、織田宗家による楽山園跡地やその周辺の歴史的景観を持つ地区があり観光資源として整備を行ってきている。また大規模な市民農園を整備し東京などからの都市市民との交流の場を整備している。以上のように地域の歴史資源と農村としての資源を活用している事例をレポートする。（報告者：岩間真二[研究員]）
群馬県高崎市　マンション事例（PDF372KB)調査：平成20年5月17-18日
- 群馬県前橋市は高崎市と並んで群馬県の中心都市である。いわゆるバブル期末期には、盛んにマンション開発が行われた地域でもある。そのようなマンションの一部では管理状況が思わしくなくまた建物が生活状況と合わなくなってくるなど、居住者が半数に満たないようなマンションも存在する。またそのような状況の中新たなマンションの開発も行われている。本稿では地方中心都市におけるマンション開発の状況をレポートし、地方都市における居住の在り方について考察する。（報告者：岩間真二[研究員]）

平成１９年度以前調査分

静岡県新居町（ＰＤＦ 683KB）調査：平成19年10月
- 新居町は静岡県の浜名湖の西側の人口およそ1万7千人の町です。江戸時代の3大関所の一つであり、現存する唯一の新居関所とその周辺に江戸の面影が残る町並みがあります。路地サミット2007＠新居の報告と新居関所周辺の景観整備についてレポートしています。（報告者：岩間真二[研究員]）
愛知県豊川市（ＰＤＦ 95KB）調査：平成19年2月
- 豊川市は愛知県東部に位置する人口約13万5千人の市です。豊川閣妙厳寺（豊川稲荷）が挙げられ年間数百万の観光客が訪れる。ピーク時は年間600万人と言われていたが以後減少が著しくなっている。そのほか自動車および鉄道の製造工場などの工業が主力産業となっている。豊川稲荷は主要観光地であるものの、名物となるものがなく、滞在時間の短いものとなっている。地域資源を発掘し、稲荷ずし発祥の地との説があり地域ブランドとしての稲荷ずしの地域振興の状況をレポートしています。（報告者：岩間真二[研究員]）
愛知県岡崎市（ＰＤＦ 613KB）調査：平成19年2月
- 岡崎市は愛知県中央部に近い位置する人口37万人の都市であり、徳川家康生誕の地として、八丁味噌や三州花火、石製品などでも知られている。周辺都市のトヨタ自動車を中心とする工業都市と比較して工業立地が少なく住宅地としての性格が強い都市である。地域全体としての疲弊感は少ないものの、地域がら自動車の利用が高く、岡崎城を中心とする中心市街地の衰退は激しい。中心市街地活性化策と、NPO法人岡崎まち育てセンター・りたにおける地域団体支援活動についてレポートしています。（報告者：岩間真二[研究員]）
東京都練馬区（ＰＤＦ 330KB）調査：平成19年1月
- 練馬区は東京都区部の北西に位置し人口約69万人の区域である。人口は増加しているものの新宿や池袋を中心とする都心部へのアクセスが良いため、地域内での消費活動にやや不安がある地域である。地域振興施策や、練馬区のイメージの浮かぶ、練馬区の地名、歴史、伝説、風物などにちなんだ商品を区民や事業者の推薦にもとづき発掘し、バラエティ豊かな観光資源とともに広く区の内外に発信することにより、観光振興と地域経済の活性化を図る「ねりコレ」についてレポート。（報告者：岩間真二[研究員]）
福岡県北九州市小倉（ＰＤＦ 345KB）調査：平成18年12月
- 北九州市における外部団体見直しに伴う指定管理者制度による小倉城の運営改革についてその内容と効果についてレポート。（報告者：光多長温[理事長]）
栃木県足利市・茨城県古河市（ＰＤＦ 596KB）調査：平成18年10月
- くらびセッション参加のレポートおよび足利市、古河市の城下町の風情を残すまち並みの保存と活用についてレポート。（報告者：岩間真二[研究員]）
長野県諏訪市（ＰＤＦ 199KB）調査：平成18年10月
- 諏訪市は長野県中央部諏訪湖畔に位置する人口約5万の市である。諏訪湖やその周辺の温泉、諏訪神社を中心とする観光と精密機器などの産業を持っている。路地サミット2006＠諏訪の報告及び、新たな地域資源としての酒蔵の活用や、路地空間の整備を行う辻と小径の景観づくり支援事業についてレポートしている。（報告者：岩間真二[研究員]）

ご意見や参考事例等を頂戴できれば幸いです。
都市化研究公室　理事長　光多長温 <webmaster@riu.or.jp>

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